記事 2025-02-28
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百人一瞬 小林康夫 第52回 原研哉(一九五八― ) 先月の末、日比谷の帝国ホテルで、原さんが昨年、紫綬褒章を受賞したお祝いのパーティが開かれ、なんとわたしまで招いてくださった。なにし...
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日常の向こう側 ぼくの内側 横尾忠則No.680 2025.2.17 〈皇居の一般参賀で小学5年生の男子が描いた絵が表紙になった小冊子をその子供が飛び入りで出席して天皇皇后両陛下に手渡すハプニング...
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ジャン・ドゥーシェ氏に聞く 381 映画芸術のひとつの完成形 JD いずれにせよアメリカの物語は、英語圏の文学の強い影響下に置かれていました。その影響は、フランク・キャプラに至るまで何度も繰り返...
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追悼=李恢成 黒古一夫 李恢成氏が亡くなったとの報に接し、最初に想起したのは、氏が最期まで思い続けていたであろう「見果てぬ夢」は、果たしてどこに着地したのかということであった。 氏は、早稲田...
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労働環境の不協和音を生きる 堀川 祐里編著 村田 隆史 帯に書かれた文章(「生きるために働いているはずが、労働によって日々の生活やいのちが脅かされる実情がある」「耳を澄ませて不協和音を聴けば、...
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- [週刊読書人]2025/02/28号
- ジャンル:随筆・読物
- 著者/編者: ロレッタ・ナポリオーニ
- 評者: 堀川夢
編むことは力 ロレッタ・ナポリオーニ著 堀川 夢 編み物ブームが来ている。百円均一の手芸コーナーからは毛糸が消え去り、手芸屋の棚からは編み針が次々と売れてゆく。SNSにはプロ顔負けの大作の写真... -
崖っぷちの老舗バレエ団に密着取材したらヤバかった 渡邊 永人著 北村 匡平 「読んでから見るか、見てから読むか」――いわずと知れた角川映画のメディアミックス戦略が一世を風靡した時代のキャッチコ...
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- [週刊読書人]2025/02/28号
- ジャンル:翻訳小説
- 著者/編者: ジェイムズ・フェニモア・クーパー
- 評者: 塚田浩幸
モヒカン族最後の戦士 ジェイムズ・フェニモア・クーパー著 塚田 浩幸 物語はフレンチ・インディアン戦争のさなかの一七五七年、エドワード砦のイギリス人駐留部隊が、予見されるフランス軍の進撃に対抗... -
本居宣長・本居春庭・小津久足・小津安二郎 伊勢松阪の知の系譜 柏木 隆雄著 藤林 道夫 「伊勢松阪の知の系譜」という副題をみれば松阪の方はこの四人の名前を思い浮かべるのだろうか。いや、そんなこ...
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クァーキーな女たちの伝統 小林 富久子著 内藤 千珠子 フェミニズムの力を伝える、意義深い批評集である。近年のフェミニズム批評やジェンダー研究を取り巻く環境の変化、英語圏での日本の女性作家人気...
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「わだつみ」の歴史社会学 那波 泰輔著 清水 亮 著者は一九八九年生れ。一九四九年に戦没学生の遺稿集として名高い『きけわだつみのこえ』が東京大学協同組合出版部から刊行されてちょうど四〇年後に生...
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沖縄・八重山五十年史 三木 健著 下嶋 哲朗 「三木健は、到底一言では論じにくい多方面の分野に関心を示している」と本書「解題」に我部政男氏は記す。その集大成が本書である。三木健氏の仕事を大別す...
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- [週刊読書人]2025/02/28号
- ジャンル:哲学・思想・宗教
- 著者/編者: エドゥアール・グリッサン
- 評者: 福島亮
カリブ海序説 エドゥアール・グリッサン著 福島 亮 デマゴーグに嬉々として踊らされた匿名集団が、少数者たちを狩り出し、執拗に追い立て、彼らがいた記憶を抹消する。この国の現状のひとつ。国際法を無... -
書評キャンパス 米澤穂信『ふたりの距離の概算』 牧野 香々百 筆者は人との距離感は一生かかってやっとわかるものかもしれないと思っている。距離が近すぎるとお互いに傷つけあってしまい、遠すぎると相...
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『水滸伝』と金聖嘆 「批評=解剖学」を作動させている真の基底、「愛」の露呈 丹生谷 貴志 金聖嘆(Jin Shengtan)、江戸中期以降の文人筋に知らぬ者なき名、白話小説『水滸伝』に大規模な...
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読書人カレッジ@立教大学 載録(講師=吉見俊哉) <『時間の比較社会学』と社会システム論> ――社会学・人類学と歴史学 立教大学(東京・池袋)で昨年開講された連続講座「読書人カレッジ」(「...
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