記事 2025-03-21
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百人一瞬 小林康夫 第55回 坂部恵(一九三六―二〇〇九) ハンドブックといいながらなんと総頁数八一四頁の大著。オックスフォード大学出版刊行の『The Oxford Handbook of J...
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日常の向こう側 ぼくの内側№683 横尾忠則 2025.3.10 頸椎専門の病院のひとつ国立東京医療センターの角田先生の紹介で、頸椎専門の辻先生の診断を受ける。レントゲンには異常がないが偽痛風と...
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ジャン・ドゥーシェ氏に聞く 384 独自に発展したミュージカル映画 JD ビンセント・ミネリは、年齢はキャプラの世代と離れていません。けれども映画の世界に対して、両者のあいだには、おおよそ二〇年...
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- [週刊読書人]2025/03/21号
- ジャンル:科学技術
- 著者/編者: ジョナサン・B・ロソス
- 評者: 服部円
ネコはどうしてニャアと鳴くの? ジョナサン・B・ロソス著 服部 円 「ネコノミクス」という流行語が生まれて約10年。2025年に経済学者が発表したネコが生み出す経済効果は2兆円を超え、餌や飼育... -
関東大震災一〇〇年の今を問う 山田 朗監修/ 関東大震災朝鮮人・中国人虐殺一〇〇年犠牲者追悼大会実行委員会編 西村 直登 関東大震災は、発生から一〇〇年以上経過した現在もなお、今日的課題とし...
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取い戻さな!我した琉球先祖ぬ骨神 松島 泰勝・伊佐 眞一ほか編 太田 好信 本書は、ほぼ一世紀前に、京都帝国大学医学部の研究者たちが沖縄島北部などから人種学的研究試料として持ち去った遺骨を、元...
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取い戻さな!我した琉球先祖ぬ骨神 松島 泰勝・伊佐 眞一ほか編 太田 好信 本書は、ほぼ一世紀前に、京都帝国大学医学部の研究者たちが沖縄島北部などから人種学的研究試料として持ち去った遺骨を、元...
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ベンヤミンとモナドロジー 茅野 大樹著 小林 哲也 ドイツのユダヤ系思想家・批評家ヴァルター・ベンヤミンの著作は、通例、『ドイツ悲劇の根源』に至るまでを初期の著作とし、その後の批評活動を始めて...
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書評キャンパス 島本理生『ファーストラヴ』 大阪国際大学 中岡 輝聖 書店で本書を目にした時、ミステリー小説にも関わらず、まるで恋愛小説のようなタイトルに違和感を覚えた。しかし読み終えた今...
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- [週刊読書人]2025/03/21号
- ジャンル:著者、訳者から読者へ
- 評者: 能勢仁
著者から読者へ 出版流通が歩んだ道 能勢 仁・八木 壯一・樽見 博著 能勢 仁 世界の出版流通を俯瞰した。先進国トップはドイツであろう。この秘密は「ドイツ図書流通連盟」にある。この団体は業界... -
<新たな権力〈生権力〉の登場と展開>――M・フーコー『知への意志』を読む 読書人カレッジ@立教大学 載録(講師・小松美彦) 立教大学(東京・池袋)で昨年開講された連続講座「読書人カレッジ」(...
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石油が国家を作るとき 向山 直佑著 片岡 剛士 国家を成立させる要因とは果たして何だろうか。海に囲まれた島国である日本に住む我々にとってみると、こうした問いは意識しがたいものかもしれない。確か...
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病原菌と人間の近代史 塩野 麻子著 阿部 安成 日本語をとおして展開した歴史学研究において、との限定をつけると、そこでは、一九九〇年代末から二〇〇〇年代初にかけて、養生や健康、衛生や厚生が集中...
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- [週刊読書人]2025/03/21号
- ジャンル:歴史
- 著者/編者: リュッターマン・マルクス編
- 評者: 岡野友彦
「かのように」の古文書世界 リュッターマン・マルクス編著 岡野 友彦 近年、日本中世史では由緒論と絡んだ偽文書論が盛んだが、人間が噓をつく動物である以上、古文書に書かれた内容はまず疑ってかかる... -
- [週刊読書人]2025/03/21号
- ジャンル:政治・法律・社会
- 著者/編者: ジェイソン・ブレナン
- 評者: 尾野嘉邦
投票の倫理学 上・下 ジェイソン・ブレナン著 尾野 嘉邦 本書はアメリカの政治哲学者ジェイソン・ブレナンによって書かれた、選挙における有権者の投票についての学術書である。同じ投票行動を研究対象... -
三月一一日のシューベルト 舩木 篤也著 小宮 正安 饒舌な書評をすることが恥ずかしくなる、凛とした佇まいの一冊だ。 かつて『レコード芸術』に連載されていた頃の一連の初稿(本書ではそれらを大...
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- [週刊読書人]2025/03/21号
- ジャンル:翻訳小説
- 著者/編者: ジュディ・バタリオン
- 評者: 田中壮泰
ゲットーの娘たち ジュディ・バタリオン著 田中 壮泰 ホロコーストは人類がなしえた最大の蛮行の一つとして広く認知されている。しかし、現在の我々はパレスチナで続いていることの反省を抜きにホロコー... -