記事 2025-09-19
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川崎 在日コリアンの歴史 山田 貴夫・服部 あさこ・橋本 みゆき・中山 拓憲・加藤 恵美編著 山口 祐香 この夏、「日本人ファースト」という言葉が社会を席巻した。少子高齢化が進む現在、日本...
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書評キャンパス 伊藤計劃『ハーモニー』 和田 七望 伊藤計劃の『ハーモニー』の読後感をあえて記号的に表すなら、それは「痛み」という言葉に還元できる。読む者の心を引っ搔くような一節一節の連な...
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- [週刊読書人]2025/09/19号
- ジャンル:民俗学・人類学・考古学
- 著者/編者: 久保明教
- 評者: 石田慎一郎
内在的多様性批判 久保 明教著 石田 慎一郎 「みんなちがって、みんないい」とは、いかなることでありうるのかという問いから本書は始まる。それが含意する人間の多様性に対する寛容な姿勢を、人類... -
- [週刊読書人]2025/09/19号
- ジャンル:歴史
- 著者/編者: マイケル・ウォーターズ
- 評者: 松浪 稔
アザー・オリンピアンズ マイケル・ウォーターズ著 松浪 稔 「あなた本当に女ですか?」という、人権侵害といえる問いが発せられる場面がある。スポーツだ。2024年パリオリンピック、女子ボクシ... -
生物学を進化させた男 エドワード・O・ウィルソン リチャード・ローズ著 林 真理 エドワード・オズボーン・ウィルソン(1929―2021)は、著名な米国の生物学者である。本書は、長大な『原...
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- [週刊読書人]2025/09/19号
- ジャンル:政治・法律・社会
- 著者/編者: 熊本博之・田辺俊介編
- 評者: 山田健太
復帰50年の沖縄世論 熊本 博之・田辺 俊介編著 山田 健太 ナショナル・アイデンティティと基地を基軸に、沖縄県民の「民意」を独自の世論調査から解き明かしたのが本書だ。民意の測り方としては... -
奄美シマウタと郷土教育 杉浦 ちなみ著 荒木 真歩 一般的にシマウタ(島唄)と聞いてイメージされるのは、沖縄だろうか。しかしシマウタは沖縄だけではない。奄美群島にも独自のシマウタがある。奄...
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芥川龍之介あれこれ事典 石割 透著 山本 莉会 文壇の花形として華々しくデビューを飾り、スター街道をひた走った作家。知性と洗練を兼ね備えた圧倒的な存在感を示しながら、繊細さゆえ若いままにこ...
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菊池寛アンド・カンパニー 鹿島 茂著 掛野 剛史 待望の一冊である。菊池寛の生涯について知りたい時に、最初に参照することができる書籍が出たことをまずは喜びたい。菊池寛の伝記としては、菊池寛...
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フーコー『言葉と物』を読む フィリップ・サボ著 飯野 和夫 ミシェル・フーコーの諸著作は、文学・人文社会科学系の著述家を集めたフランスの権威あるプレイヤード叢書に二〇一五年に加わったが、そ...
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百人一瞬 小林康夫 第79回 近藤譲(一九四七― ) ヴァイオリンと打楽器だけ。その響きがホールいっぱいに立ちのぼる。しかし広がっていくのは人の心や情の波動ではなく、人という存在の限界...
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日常の向こう側僕の内側 No.707 横尾忠則 2025.9.8 早朝、ドジャース戦を見る。大谷が菅野から2打連続ホーマー48、49号。 頭がむしゃくしゃするので午前中にjabでシャンプー...
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読書人を全部読む! 山本貴光 第6回 人びとの読書生活 創刊号の「サラリーマンの読書生活 アパート都市・光ヶ丘にみる」を見ているところだった。ここに登場する5人のインタヴュイーは、いずれも光ヶ...
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ジャン・ドゥーシェ氏に聞く 406 台湾のヌーヴェル・ヴァーグ作家たち JD 私は、台湾のヌーヴェルヴァーグの作品が、近年アジアで作られた最も重要な映画だと考えており、とても気に入っています...
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「「奪われた」という感覚」への違和感 ――丸川哲史氏の中国観への疑問(大杉重男) 私は、『週刊読書人』七月一八日号に私が書いた鎌田哲哉への反論文(「「永遠の鬼軍曹」に「思想」はあるのか」)に...
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追悼=福田 善之 完成を拒み、〈草莽〉をめざし… 菅 孝行 福田善之氏が八月二十一日に亡くなった。九十三歳だったが、執筆の意欲と力量は最晩年まで衰えず、常に失敗を恐れず自己模倣を拒んで新作...
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