記事 2025-09-12
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生活保障システムの転換 大沢 真理著 村田 隆史 大沢真理氏と言えば学部時代から書籍や論文を読み、「最新の研究を学ばせていただく」対象であった。大沢氏や神野直彦氏、金子勝氏、宮本太郎氏の書籍や...
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書評キャンパス 中井由梨子『20歳のソウル』 長重 未来 2022年10月、筆者は1冊の本に出会った。持病による入院をきっかけに、今まで苦手だった読書をしてみようと思い、書店に行くとある本が目...
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精神分析的ジェンダー論入門 北村 婦美著 鈴木 菜実子 ジェンダーへの関心が高まるたびに幾度となく、精神分析のジェンダー論は批判の対象とされてきた。論客たちは、精神分析によるジェンダー理解を、...
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- [週刊読書人]2025/09/12号
- ジャンル:読書・出版・マスコミ
- 著者/編者: 下平尾直
- 評者: 栗原 康
版元番外地 下平尾 直著 栗原 康 カネなし、部下なし、事務所なし。本書は、創業一一年をむかえる一人出版社、〈共和国〉の下平尾直さん、初の単著である。自伝的エッセイといってもいいだろうか。どう... -
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フランスで考えた中上健次のこと 野浪 行彦著 関 大聡 面白い一冊である。中上健次は一九四六年に生を享け、七六年『岬』で戦後生まれとして初の芥川賞を受賞、九二年に腎臓がんで没するまで時代の先端...
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古代ギリシア人の歴史 桜井 万里子著 栗原 麻子 本書は、ミケーネ時代から古典期の終わりまでを対象とする通史である。ヘロドトス、トゥキュディデス、クセノフォン以来の政治史・国際関係史の枠組のも...
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著者インタビュー! 松本拓也 精神病理学者の松本卓也さんが『斜め論 空間の病理学』(筑摩書房)を上梓した。本書では、現代の臨床や社会が、高さや深さを目指す「垂直」から、他者との日常的な繫がり...
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小谷野 敦著『文化大革命を起こしてはならない 小谷野敦時評集2012-2025』を読む 長濱 一眞 ムーミンのトリビアを「女子に話すとわりあい受け」る云々と本書にあるからでないが、かねて小谷野敦...
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著者から読者へ 英米文学アラカルト 岡本 正明 このたび、『英米文学アラカルト お気に召すまま』を出版させていただきました。本書は、英米の作家(文筆家)、あるいは、英米の視点からとらえたニッポ...
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<追悼・田川建三>信仰によって、聖書学を自らの使命とする 寄稿=橋爪 大三郎 新約聖書学者の田川建三氏が二月一九日に亡くなり、八月一三日に作品社から発表された。八九歳だった。自身を「神を信じ...
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ジャン・ドゥーシェ氏に聞く 405 ゴダール映画に見るスピルバーグ批判 JD アメリカ映画を作るためには、探索すべき未知の土地が必要となります。結局のところ、アメリカ人はアメリカを探索し尽くした...
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映画時評 9月 伊藤 洋司 スコットランドの海岸地帯を一台の自動車が走り、主人公のクリスがそこから降りて家に入って行く。ここまでの五つのショットはあえて緩めに撮られているが、その理由を観客が...