記事 2025-10-03
1–20 / 20 件
-
〈病と戦後〉の歴史社会学 土屋 敦・坂田 勝彦編著 宝月 理恵 「病」の歴史は、生物医学の発展による疾病の「撲滅物語」として語られることが多い。本書は「戦後社会」と「病」の関係を再考し、こ... -
- [週刊読書人]2025/10/03号
- ジャンル:哲学・思想・宗教
- 著者/編者: ジャック・ランシエール
- 評者: 小林成彬
美学における居心地の悪さ ジャック・ランシエール著 小林 成彬 ジャック・ランシエールは政治哲学・美学・教育哲学など幅広い分野に批判的に介入しその発言は世界的に注目される哲学者である。本書は彼... -
-
1964年ブラジル・クーデタと民主体制の崩壊 橘 生子著 菊池 啓一 冷戦期のラテンアメリカでは数多くの軍事政権が誕生し、ブラジルでも一九六四年から一九八五年まで軍部が政権を掌握していた。スト... -
-
-
加藤典洋とは何者だったか? 黒川 創・瀧口 夕美編 長瀬 海 僕も文芸誌で加藤典洋とは何者だったかという趣旨の批評を連載している手前、本書を評することに難しさを感じるのではないかという予感... -
大岡信とことばの詩学 野沢 啓著 岡本 勝人 かつて小林秀雄は、『考えるヒント』の「言葉」のなかで、本居宣長の言葉の姿は真似し難いが、意味は真似しやすいという言葉を引用した。宣長の歌論は歌が言... -
-
多文化共生と民族的マイノリティ 長村 裕佳子・坪谷 美欧子・蘭 信三編著 小川 玲子 本書は、日本の帝国主義と植民地支配、占領と冷戦、バブル崩壊から現代にいたる歴史を縦軸とし、移動する多様な人... -
-
-
-
-
書評キャンパス 三浦綾子『母』 髙野 里奈 初めて彼に出会ったのは、高校時代に何気なく開いた国語便覧の中だった。俯きがちな肖像画と、目に飛び込んできた「虐殺」の二文字。 「憂いに満ちた、か... -
American Picture Book Review 101 堂本かおる タイトルの『Precious(プレシャス)』は貴重な、大切な、愛しいといった意味を持つ英単語で、時には女性の名前ともな... -
百人一瞬 小林康夫 第81回 ミケル・バルセロ(一九五七― ) それが哲学者であれ文学者あるいはアーティストであれ、一個の固有名詞を冠した一冊本を書くことがなかったわたしだが、例外がひ... -
日常の向こう側 ぼくの内側 No.709 横尾忠則 2025.9.22 以前にも一度行ったことのある成城の信愛ホームの院長に鍼治療を受ける。あまり期待していなかったが少し楽になった気がする。 ... -
読書人を全部読む! 山本貴光 第8回 昔の書評を読んで本を買う この頃、1950年代末の本を買う機会が増えている。というのはお察しの通り、この連載のために「週刊読書人」を1958年の創刊号から... -
ジャン・ドゥーシェ氏に聞く 408 映画を作る上で重要なこととは何か JD サミュエル・フラーは、一九七〇年代に入っても、パリとアメリカを行き来していました。伴侶となった女性は、西ドイツ出身の女...
- ←前へ
- 次へ→
