記事 2025-12-05
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ミャンマー、優しい市民はなぜ武器を手にしたのか 西方 ちひろ著 吉井 千周 二〇二一年二月一日、ミャンマー国軍はクーデターを起こし、民選政権を率いていたアウン・サン・スー・チー国家顧問や与... -
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書評キャンパス 佐藤仁著『争わない社会』 須磨 千草 争いと競争とは似て非なる言葉である。争いとは、限られたパイを奪い合う、つまり「生きるための闘争」である。しかし世の中が豊かになるにつれ... -
オックスフォードの女性哲学者たち クレア・マックール/レイチェル・ワイズマン著 槇野 沙央理 哲学が、白人・シス男性・健常者至上主義であることは暗黙理に皆の知るところである。だが近年、一部... -
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グローバルサウス入門 西谷 修・工藤 律子・矢野 修一・ 所 康弘著 磯野 生茂 「グローバルサウス入門」というタイトルから、読者が抱く問いは何だろうか。グローバルサウスとは何か、なぜ今... -
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ヒロシマめざしてのそのそと ジェイムズ・モロウ著 冬木 糸一 この『ヒロシマめざしてのそのそと』は、アメリカの作家ジェイムズ・モロウによる、シオドア・スタージョン記念賞を受賞した怪獣SFだ... -
- [週刊読書人]2025/12/05号
- ジャンル:翻訳小説
- 著者/編者: フランチェスカ・スコッティ
- 評者: 上原尚子
亀たちの時間 フランチェスカ・スコッティ著 上原 尚子 子どもたちに付き添われ、夏の間滞在する海辺の施設にやってきた〈わたし〉は、ロビーの修道女から、部屋の用意がまだできていないと告げられ... -
わたしたちのケアメディア 引地 達也著 金山 智子 連日のように伝えられる殺傷事件のニュース。犯罪事件は、ことの経緯とともに加害者の人物像を伴った報道がなされる。そして、多くの場合、加害者... -
American Picture Book Review 103 堂本かおる 「人間は社会的動物」とはアリストレスの言葉。人間は個人として存在しながらも社会生活なくしては生きられず、社会生活を... -
百人一瞬 小林康夫 第90回 丹生谷貴志(一九五四― ) 前回の最後に丹生谷さんの名が出てきた。そうしたら、丹生谷さんの六百頁もの分厚い本二冊が届いた。『丹生谷貴志コレクション』ⅠとⅡ... -
日常の向こう側 ぼくの内側 718 横尾忠則 2025.11.24 夜はたっぷり眠っているような気がするのに、昼間から眠くて仕方がないのは病気? 終日倦怠感に襲われ続けて、何もする気がしないの... -
読書人を全部読む! 山本貴光 第16回 世紀の偉業 堂々完成! 「読書人」のバックナンバーを読む楽しみのひとつに広告がある。目下は創刊の1958年から1959年に進んだところで、いまから6... -
ジャン・ドゥーシェ氏に聞く 417 批評「愛する技」の意味するもの JD 絵画を鑑賞する際には、全体を感じ取らなければいけません。また、時々近づいてみて細部を観察する。あるいは一つ一つの構成... -
文芸 12月 山田 昭子 私たちは日々の生活の中で様々な「基準」に囲まれて暮らしている。「労働基準」「品質基準」「合格基準」……。だがそれらの「基準」は常に絶対的なものであるとは限らない。変... -
論潮 12月 高木駿 或る学校でジェンダーに関する講義をしました。ジェンダー(不)平等についてフロアにリアクションを求めると、高市早苗が女性初の総理大臣になったことに対して、「女性が初めて首... -
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