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本紙(九月十九日付)大杉重男氏記事への再反論 丸川 哲史 今回さらに紙幅が限られているので、手短に再反論させていただく。まず私が大杉氏の「東アジア的専制主義」をウィトフォーゲルの「東洋的専制主義... -
ジャン・ドゥーシェ氏に聞く 410 映画は作者の考えを乗り越える JD エリック・ロメールは、映画作りにおいて、あらかじめ決定すべきことは決定しつつも、撮影において自発的に発生してくるものを映画... -
日常の向こう側 ぼくの内側 No. 711 横尾忠則 2025.10.6 カルティエのエレーヌ・ケルマシュターさん来訪。イッセイ・ミヤケの洋服のぼくのロングスカーフとネックレスのデザイン着用。... -
読書人を全部読む! 第10回 自然科学コーナーの盛衰 かつて「週刊読書人」には科学書や工学書の書評や科学用語の解説などを載せる「自然科学」コーナーがあった。前回はその様子を覗いてみたところだ... -
百人一瞬 小林康夫 第83回 アントワーヌ・キュリオリ この秋、日本フランス語学会の学会誌『フランス語学研究』第59号が刊行されるのだが、そこにわたしの小テクスト「特異性の言語学の方へ」も... -
ハイデガーとナチズム 細川 亮一著 轟 孝夫 本書は「ハイデガーとナチズム」問題を単に「スキャンダル」として捉えることなく、ハイデガーのテクストの徹底した読解に基づいて解明しようと試みる労... -
- [週刊読書人]2025/10/10号
- ジャンル:特集
- 著者/編者: V・アレクサンドロフ
- 評者: 沼野充義、池田嘉郎
対談=沼野充義・池田嘉郎 <あり得たロシア革命のもうひとつの歴史> Ⅴ・アレクサンドロフ著『ロシアの鎖を断ち切るために』(作品社)刊行を機に ウラジーミル・アレクサンドロフ著、竹田円訳『ロ... -
書評キャンパス 小川糸『ライオンのおやつ』 見藤 実紅 受験も佳境に入った高校三年生の二月、大好きな祖父が亡くなった。コロナ禍でなかなか会えず、共通テスト前に電話で交わした会話が最後となっ... -
装束と武具の有職故実 近藤 好和著 谷口 雄太 源頼朝や足利尊氏の顔といえば、肖像画に描かれた「例の顔」を思い浮かべるかもしれない。だが、前者については足利直義説が、後者については高師直説... -
- [週刊読書人]2025/10/10号
- ジャンル:哲学・思想・宗教
- 著者/編者: コク・フォン・シュトゥックラート
- 評者: 加藤喜之
魂の文化史 コク・フォン・シュトゥックラート著 加藤 喜之 「魂」あるいは「霊魂」(プシュケー、ψῡχή [psūkē])に関する学問であったはずの「心理学」(psycho-logy)が魂... -
アメリカの中東戦略とはなにか 溝渕 正季著 志田 淳二郎 本書が取り組む課題は、タイトルに掲げられている「アメリカの中東戦略とはなにか」である。この問いは重要である。というのも、第二次世界... -
戦争に抵抗した野球ファン 山際 康之著 鈴村 裕輔 日本職業野球連盟の誕生と発展、三回にわたる出征が奪った沢村栄治の選手としての活躍の機会と悲劇的な最期、戦時体制下における球団名と野球用語の日... -
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Cloud on the 空き家 小池 昌代著 樋口 良澄 小池昌代の新しい挑戦を「詩小説」と呼ぼうか。不思議な家をめぐる幻想小説、あるいは生と死が激しく交錯する恋愛小説のようでもあるのだ... -
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- [週刊読書人]2025/10/10号
- ジャンル:民俗学・人類学・考古学
- 著者/編者: マイケル・スコット
- 評者: 湯山光俊
考古学の大発見をめぐる八つの冒険 マイケル・スコット著 湯山 光俊 本書は様々な媒体で精力的に考古学の魅力と意義を紹介し続けている考古学・古代史教授マイケル・スコットにより書かれたものだ。... -
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百人一瞬 小林康夫 第82回 齊藤 颯人(一九九一― ) 八ヶ岳山中の小さな「方舟」(第53回参照)のデスクの上に広げたノオトに、詩か哲学か、わたしがなにやら書きつけている。しばらく... -
文芸 10月 山田昭子 日本語は主語を省略する場合が多い。だが、時には敢えて主語をすり替えることで行為の主体をずらすこともできる言語だ。「皆が持っている」と親にアピールする子供。電車の中で騒...
