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論潮 10月 高木駿 僕は、いわゆる「恋愛」において、よく「気が多い」とか、「だらしがない」とか、「思わせぶりだ」とか言われます。「ちゃんとした方がいいよ」などと咎められるとちょっと嫌だなと... -
日常の向こう側 ぼくの内側 No.710 横尾忠則 2025.9.29 〈知らない音楽家の自作の曲の楽譜に彩色の依頼を受ける。その曲を聴くが、悪くない〉という夢を見る。この夢と全く同じ夢を以前... -
読書人を全部読む! 山本貴光 第9回 自然科学コーナーが充実 創刊からしばらくの「週刊読書人」を読んでみて、現在と大きく違うと感じることの一つに、科学方面の書評がある。当時の紙面は、1面の... -
ジャン・ドゥーシェ氏に聞く 409 「作家主義」の出発点にあるもの JD 映画に限らず、本や絵画など、扱われているテーマは、必ずしも表現されているものと一致することはありません。例えばチャッ... -
映画時評 10月 伊藤洋司 カメラを乗り物の先頭に設置して撮影するファントム・ライドというジャンルが、映画の創成期に流行した。乗り物自体は画面に映らないのでファントムと呼ばれる訳だ。この流行... -
〈病と戦後〉の歴史社会学 土屋 敦・坂田 勝彦編著 宝月 理恵 「病」の歴史は、生物医学の発展による疾病の「撲滅物語」として語られることが多い。本書は「戦後社会」と「病」の関係を再考し、こ... -
- [週刊読書人]2025/10/03号
- ジャンル:哲学・思想・宗教
- 著者/編者: ジャック・ランシエール
- 評者: 小林成彬
美学における居心地の悪さ ジャック・ランシエール著 小林 成彬 ジャック・ランシエールは政治哲学・美学・教育哲学など幅広い分野に批判的に介入しその発言は世界的に注目される哲学者である。本書は彼... -
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1964年ブラジル・クーデタと民主体制の崩壊 橘 生子著 菊池 啓一 冷戦期のラテンアメリカでは数多くの軍事政権が誕生し、ブラジルでも一九六四年から一九八五年まで軍部が政権を掌握していた。スト... -
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加藤典洋とは何者だったか? 黒川 創・瀧口 夕美編 長瀬 海 僕も文芸誌で加藤典洋とは何者だったかという趣旨の批評を連載している手前、本書を評することに難しさを感じるのではないかという予感... -
大岡信とことばの詩学 野沢 啓著 岡本 勝人 かつて小林秀雄は、『考えるヒント』の「言葉」のなかで、本居宣長の言葉の姿は真似し難いが、意味は真似しやすいという言葉を引用した。宣長の歌論は歌が言... -
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多文化共生と民族的マイノリティ 長村 裕佳子・坪谷 美欧子・蘭 信三編著 小川 玲子 本書は、日本の帝国主義と植民地支配、占領と冷戦、バブル崩壊から現代にいたる歴史を縦軸とし、移動する多様な人... -
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書評キャンパス 三浦綾子『母』 髙野 里奈 初めて彼に出会ったのは、高校時代に何気なく開いた国語便覧の中だった。俯きがちな肖像画と、目に飛び込んできた「虐殺」の二文字。 「憂いに満ちた、か...
